おすすめのふわふわタオル
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ついつい触った感触が良くて購入してしまった「ふわふわのタオル」、ちょっと洗っただけでごわごわして、「あれっはじめに触った感触はどこいったの?」なんてありませんか?
古くなったタオルなら納得はいくかもしれんが、少ししか使っていない購入したばかりのタオルが固くなると悲しいのう。
いろいろな原因があるとは思うが、ひょっとするとタオルの洗濯方法や干し方に問題があるかもしれんな。
ふわふわタオルにする方法を学ぶ前に、タオルの仕組みを細かく知ることでより理解が深まると思います。
ふわふわタオルにする実験も行っているので参考にしてくださいね。
この記事のもくじ
タオルの種類によって肌ざわりが違う!?
なんとなく売り場で触ってみてその柔らかさに感動して購入した経験はないかの?
あるある。思わずふわふわで買ってしまうの。
なぜ売っているタオルの種類・メーカーによって肌ざわりが違うのか?
これは、タオルのパイル(ループ状のもの)の部分に使われている糸の素材や大きさ、巻き数・長さ・密度などで変わってくるんじゃ。
タオルが織って出来上がっている仕組み
上記のように、タオルはこのパイルの素材・状態で肌ざわりが決まってしまうんじゃ。
「手触りはパイルで決まる!」といっても過言ではないのう。
このループしている部分がパイルと呼ばれるのね。
パイルの密度を比較
さてさて、以下の画像を見てみてどちらが柔らかそうかわかるかの?
そうね~。
見るからに右側のほうがパイルの部分が多いから柔らかそうね。
そうじゃ。
パイルの密度を比較したとき、左のほうが下地が見えているからの~、右のほうがパイルが多い分、触ったときに柔らかく感じるかもしれん。
細い糸・太い糸
これはどうじゃ?
右のほうがパイル部分が大きいわね。
あと糸も太い感じがするわ。
この糸が細いものと太いものでも肌触りが変わり、パイルの大きさによっても質感が変わってくるということじゃ。
なるほど、パイルの部分の太さや長さを変えることでボリュームが変わるということね。
タオルの世界は奥が深いね~。
パイル糸の種類
パイルの大きさは、パイル部分が単糸「1本の糸からできているもの」、双糸「2本以上の糸からできているもの」があるんじゃ。
拡大写真を見てくれ。
写真を見るとわかりやすいわね。
このようにパイルの状態で、いろいろなタオルの顔があるということがわかるじゃろ。
また糸の種類により、毛羽落ちしやすかったり、光沢があったりと生産者の方はいろいろなタオルの表情を作ることができるんじゃ。
なるほどねー。
この仕組みを知ることで、購入時にタオルのパイル状態を見てタオルの表情を楽しむことができるわね。
ふわふわタオル・ごわごわタオルの状態を知ろう!
ふわふわ・ごわごわとタオルの状態を表現しているけど、ごわごわってどんな状態?
たしかに固そうなイメージはあるが伝わりにくいの~。
どのような状態を「ふわふわタオル」・「ごわごわタオル」というのか?写真や画像をもとに説明していくかの。
「ごわごわタオル」とは?
この写真は、踏まれているようにパイルが寝てしまっている。
この写真はパイル部分が潰れたり固まったりしている。
見た感じで硬い感じが伝わるかの~?
このように「ごわごわ」はごたついていると言うか・・・言葉では難しいがモサモサしているというか・・・これを「ごわごわタオル」という!
モサモサって、また言葉が増えたじゃないの・・・。
「ふわふわタオル」とは?
先ほどの写真と比べてどうだろう。
パイルが綺麗に立っていて、柔らかそうではないか?
アップで見てみるかの~
ほんとね。
パイルが立っていて、間に空気をしっかり含んでいるように見えるわ。
これが「ふわふわタオル」ね。
アップ写真で比較
ごわごわタオル・ふわふわタオルの比較写真を用意してみたぞ!
左がパイルが寝ている写真、右は起き上がっている写真になっておる。
比較するとわかりやすいね。
ごわごわタオルは、乾燥するときに潰れた状態で乾いているのね。
ごわごわになる原因
いろいろな要素が絡み合って、ごわごわになっていると思われるが、推測できる原因を紹介していこう。
ネコ仙人、お願いします。
パイル部分が寝た状態で乾いている
さらら、ごわごわしているのは、パイルが寝た状態で乾燥している場合が多いんじゃ!
タオルを脱水後にそのまま干して乾燥させている状態、これはパイル部分が寝た状態で乾燥してしまうためにこのような状態になってしまうの?
そうじゃ。
またドラム式は、少ない水でたたき洗いを行うので、パイルの部分が倒れてしまって硬くなる場合が多い、ドラム式で洗濯した後に「パタパタ」と振らずに干すと最悪の状態で乾燥してしまうぞ。
脱水が甘いタオルは固くなる。
同じように脱水ができてない状態だと、パイルの部分が寝てしますのでごわごわになってしまう原因になるのじゃ。
この写真は、左側ほど脱水ができていないタオルを干したものじゃ
なるほど・・・。
ごわごわになる原因は、パイルが寝ている状態で乾燥させていることが問題なのね。
ネコ仙人、それ以外はないの?
そうじゃな。
洗濯方法にも多少影響があるからその説明をしていくぞ!
オススメのタオル洗濯方法
ちょっとした洗濯のテクニックを使うことで、毎日使うタオルの肌触りが変わるかもしれないからチェックしてみるんじゃ。
液体石鹸・粉石鹸どちらを使えばよい?
ネコ仙人!液体石鹸・粉石鹸はどちらを使用したほうがいいの?
粉せっけんを使用した場合、パイルの部分に粉せっけんが入り込む場合があるかもしれん、粉せっけんを水で溶かした後にタオルを洗濯槽の中に入れることをオススメするぞ。
手間を考えると液体せっけんのほうがよさそうね。
柔軟剤を入れる?入れない?
柔軟剤は入れるの?入れないの?
柔軟剤は、タオルの繊維に柔軟剤の成分が残ることで吸水性が落ちてしまう原因になってしまうんじゃ。
基本は入れないで、入れるとしても毎回入れる必要はないぞ。
水分チェック!少なすぎるのはNG
さららよ。
洗濯槽内の水量はどうしている?
わたしはお任せ機能を使っているわ。
水の量をお任せ機能で使っている人も多いが、できるだけたっぷりの水分量で洗うほうがいいんじゃ。
水が多いとパイルも傷つきにくく、また倒れにくく、繊維の奥についている汚れも綺麗に洗い流すことができる。
水が少ないと、洗剤の成分などがタオルの繊維に残りやすく硬くなる原因になるので注意するんじゃ。
洗濯ものを詰めすぎるのはNG
洗濯ものを詰めすぎると、洗濯もの同士が擦れ合ってパイルが痛みやすい。
でもタオルだけを洗うのもおかしくない?
ほほほ・・・タオルだけ洗ってくれる家庭はないかのう(笑)
繊維を傷めないようにネットを使用する
ネットを使うとパイルの痛みをなくすためによいかもしれん。
少しはタオルの寿命が延びるかもしれんな。
干す前が大事!4つのパターンで実験してみた!
さらら。
パイル部分を寝かせた状態で乾燥されると、ごわごわの固いタオルになるということは理解できたな?
そうね。
あの写真を見ると、そのまま干すとごわごわになるのはわかるわ。
脱水後のタオルは強力な圧力で洗濯槽にぴったりと引っ付いておる、この状態をよく見るとパイルがつぶれている状態のはずじゃ。
このまま干すとパイルが寝た状態で乾いてしまう、これを防ぐために乾かす前にタオルを何回もパタパタと振ることで寝ていたパイルをほぐし立たせることができるんじゃ。
なるほどね。
言葉だけではわからないから実際に実験してみましょうよ。
よいぞ。
全部で4つのパターンで実験を行ってみるかの~。
ルール説明
4枚の同じバスタオルを用意する
洗濯して、4種類の干し方を実践してふわふわ感を確かめるそれぞれのパターンのタオルで乾燥した後のふわふわ感を検証してみたいと思います。
①脱水もしないでそのまま干す
これはあんまりね・・・汗
一応実験じゃからな。
わかりやすくするために仕方ないじゃろう。
②脱水してそのまま干す
脱水してからそのまま物干し竿行きね。
③脱水してから干す前に20回・タオルを振る
脱水したあとのタオルを20回ほど振ってから干すのね。
④干す前に20回・乾く前に20回振る
完全に乾く前にもう一度振ることでパイルの形を整えることになり、ふわふわ感が増すかを実験するのね。
実験レポート
左から順番に
- 脱水もしないでそのまま干す
- 脱水してそのまま干す
- 脱水してから干す前に20回・タオルを振る
- 干す前に20回・乾く前に20回振る
乾燥後の①と②の比較写真
①「脱水もしないでそのまま干す」×②「脱水してそのまま干す」の写真。
左右ともにはパイルがまとまった状態で乾燥しているわね。
左側はずいぶん硬そう~。
乾燥後の②と③の比較写真
②「脱水してそのまま干す」×③「脱水してから干す前に20回・タオルを振る」の写真ね。
これは右側がパイルが立っているのがわかるね。
やっぱり、干す前にパタパタ振ることは大事なのね。
乾燥後の③と④の写真
③「脱水してから干す前に20回・タオルを振る」×④「干す前に20回・乾く前に20回振る」
この写真は違いがわかりにくいけど、右側のほうがふわふわ感があったわ。
乾燥後に畳んで比較
乾燥したタオルをゆっくり畳んで比較してみた。
順番に大きくなっているような写真になっているようじゃな。
やはり、干す前にパタパタとタオルを大きく振ることでパイル部分が立ち、空気が入ることでふわふわ感が増すことがわかる実験じゃったな。
乾燥後のそれぞれのタオルアップ写真
①脱水もしないでそのまま干すタオルじゃ。
ごわごわタオルの例になるのう。
では、順番にアップ写真を見てみよう。
②脱水してそのまま干し乾燥させたタオルね。
③脱水してから干す前に20回タオルを振った写真ね。
④干す前に20回タオルを振り、乾く前にもう一度20回振った写真ね。
YouTube動画
実験をまとめた「怪しげ」なYouTube動画も作ってみたから見てみるんじゃ。
結論
実験レポートを見てわかるように「④干す前に20回タオルを振り、乾く前にもう一度20回振る」このタオルが一番、ふわふわしている状態であった。
写真では③④の違いは難しいかもしれないが、実際に触ってみても④が一番触りごこちが良かったという結果になった。
あと、乾燥したタオルを収納する方法や場所にも気を使わないといけないかもしれないな。
これは立っているパイルを崩さないようにするためでもあるぞ。
タオルの正しい洗濯方法のまとめ
いかがでしたでしょうか?
タオルを脱水後にパタパタ振ることで、乾燥時にふわふわ感が増し手触りも良くなることがわかりましたね。
このページでは、ごわごわとふわふわの違い、タオルの仕組みを知った上でのよりよい洗濯方法と干し方による質感の違いを紹介しました。
タオルのパイル(ループ状のもの)部分の糸の種類や巻き具合などでも、ふわふわ感が変わることも理解できたと思います。
またパイルの立ち具合を意識したり洗濯のときに少し気を使うことでふわふわ感を出せること、そしてなによりもタオルの仕組みを理解することで、タオル購入時など楽しんで買い物ができるようになると思います。
普段なんとなく使っているタオルですが、大事に使うことでちょっとでもふわふわで気持ちよく使えるようになるといいですね。
あなたの毎日のタオルライフが少しでもふわふわでありますように。
各々の作業について理由がわかりやすく書かれており、一読しておぼえられました。
めったにないことです。エクサレント!!かつ、多謝。
梶川様
お褒めのコメントをいただき、ありがとうございました。
またこれからも「タオル」について、様々な視点から情報発信していきます。
応援のほど、よろしくお願いいたします♬