葬儀を終えてから忌中に行う儀式の中で、最も重要とされる四十九日法要。
香典返しとは目的が異なることから、お返しの贈り物で使うのし紙(掛け紙)の選び方や書き方に迷ってしまう方も多いことでしょう。
四十九日のお返しは、大切な人を偲びつつ、マナーを守って感謝の気持ちを届けることが大切です。
この記事では、四十九日法要のお返しに必要なのし紙(掛け紙)の選び方から、基本的な書き方、内のしと外のしの使い分けなどについて解説します。
心のこもったお返しが届けられるよう、ぜひお役立てください。
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この記事のもくじ
四十九日のお返しのし紙(掛け紙)の選び方と注意点
四十九日法要のお返しを包むための紙は、慶事に使う飾りが付いた「のし紙」ではなく、弔事に適した「掛け紙」と呼ばれます。
ここでは四十九日のお返しにふさわしい、掛け紙の選び方と注意点について詳しく解説します。
1. 水引の色
掛け紙の中央部分にデザインされている「水引」は、飾り紐を意味するもので、品物の格式を高める重要な要素です。
四十九日のお返しでは白黒の水引が一般的ですが、地域によっては、双銀や黄白の掛け紙が使われることもあります。
双銀の水引は、包む金額が多い場合に選ばれるケースもあります。地域の慣習を確認しておくと安心です。
2. 水引の結び方
掛け紙の上に結ぶ「水引」には、贈り物や相手に対する気持ちが込められています。
四十九日の場合の水引は「結び切り」が一般的で、「あわじ結び」も吉凶ともに使用できる結び方として選ばれることがあります。
これらの結び方は「繰り返さない」という意味があり、一度限りの出来事にふさわしいとされています。
なお、水引の近くに蓮の花をデザインしている掛け紙は、仏教で使われるタイプのものです。
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3. 関西ののし紙(掛け紙)の選び方
地方によっては、四十九日のお返しに使う掛け紙の風習が、他の地域と異なる場合があります。
水引の色:関西地方では、白黒ではなく黄白や双銀の掛け紙が使われることがあります。関東では「黄白の水引は3回忌以降」という地域もありますので注意が必要です。
表書き:「志」のほかに「粗供養」などの表書きが用いられます。地元の風習に従った表書きを選びましょう。
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4. 四十九日のお返しの注意点
地域によっては、葬儀の香典返しと四十九日法要の返礼品を一緒に贈る場合もあります。
同じ掛け紙を使った場合、せっかくの贈り物が同じ種類のものとして混同されてしまう可能性も。
無用な誤解を避けるためには、香典返しは「忌明け志」、法要引き出物は「粗供養」など、それぞれの品に別の掛け紙をつけることで対応できます。
なお、関西で使われる「満中陰志(まんちゅういんし)」は、四十九日法要後の香典返しで使う言葉です。
四十九日法要の返礼品とは別のものですので、注意しておきましょう。
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のし紙(掛け紙)の表書きの書き方
四十九日のお返しに使うのし紙(掛け紙)には、正しい書き方があります。
ここでは、表書きや名前の書き方、書体や書き方のマナーについて詳しく解説します。
1. のし紙(掛け紙)の表書き
表書きとは、のし紙の上部に書かれる文字で、贈り物の目的や感謝の意を表します。
四十九日法要のお返しでは、以下のような表書きが一般的です。
| 「志」 | 感謝の気持ちを簡潔に表す言葉で、全国的に広く使われています。 |
|---|---|
| 「偲び草」「偲草」 | 神式の五十日祭など仏教以外でお返しをする場合に使います。 |

2. 名前の書き方
表書きの下には、贈り主の苗字やフルネームを記載します。
参列者に同じ姓の親族が多い場合は「フルネーム」、故人と喪主の姓が違う場合は故人の苗字で「〇〇家」などとする書き方があります。
3. 文字の色
お通夜など突然の弔事には、悲しみを表すために「薄墨」を使用しますが、忌明けとなる四十九日法要以降は「濃墨」を使用するのが一般的です。
いずれの場合もボールペンやマジックではなく、筆ペンや筆を使って書くのが良いでしょう。
内のし?外のし?のし紙の掛け方
四十九日のお返しを準備する際、のし紙(掛け紙)の掛け方には「内のし」と「外のし」の二種類があります。
内のしとは、包装紙で贈り物を包んだ後、その上にのし紙を掛ける方法です。

輸送中に汚れたり破れたりするリスクが少なくなるため、お返しを郵送する場合や「控えめな感じで贈りたい」という方に最適です。
一方、包装紙の外側にかける外のしは「どんな贈り物か間違うことがない」「誰からの品物か分かりやすくて便利」という考えから選ばれます。
どちらが正しいというものではありませんので、地域や親族の送り方を参考にできると良いですね。
マナーを守って心のこもったお返しを
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ここまでご紹介したように、四十九日法要のお返しの掛け紙には、さまざまなマナーがあります。
混同しがちな「香典返し」と区別し、相手の立場に寄り添った贈り物を選ぶことで思いやりや配慮の気持ちが伝わります。
四十九日のお返しは、故人を偲びながら感謝の気持ちを伝える大切な行事です。
不安や疑問がある場合は、遠慮せずに信頼できる人や専門の人に相談しましょう。
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